AMIの活用について
(旧MIAを改名)

 画像処理技術を用い顕微鏡観察をデジタル画像として再現する方法を、 ヴァーチャルスライド(VS)もしくはヴァーチャルマイクロスコープ(VMS)と呼んでいます。しかし現状ではVSを作成する装置は高額であることから、顕微鏡観察を再現した動画(Animated Microscope Image :AMI)を簡易的に作成する技術を考案し、日本臨床細胞学会総会などにおいて報告してきました。 静止画像では提供できる情報が標本上の一部の情報に限定されてしまいますが、AMIはより広範囲な顕微鏡画像を表現できるため、細胞検査士会HPや研修会での症例検討などで活用しています。

 日常の顕微鏡操作では、細胞診標本のスクリーニングや要注意細胞の拡大チェック(ズーミング)、立体的観察(フォーカシング)などの操作を行いながら観察が行われています。AMIでは、動画の再生・停止、拡大・縮小などを利用して、顕微鏡操作をシュミレーションできる動画です。AMIはWindowsのInternetExplorerやNetscapeなどブラウザソフト(javaVM環境)で閲覧できるため、専用ソフトを購入する必要がありません。

  会員の細胞診断の向上や精度管理などの一助になればと考え、AMIを研修会や支部ホームページなどに活用して頂きたいと考えております。AMIの利用を希望される方はご相談ください。できる範囲内で協力(例:標本を送ってください。AMIを作成して送ります。AMI症例を当HPに掲載しリンクサービスします。)させて頂きます。

【利用上の留意点】 
 AMIは特許(特許第3837577号)により優先権及び著作権が保護されております。AMI技術の無断使用及び無断指導・AMIの不正コピー・AMI技術を使用した著作物の作成・AMIの無断商用利用などはできませんので、取り扱いにご注意ください。

                            中通総合病院病理部
                              鷲谷 清忠

                            群馬大学医学部保健学科応用検査学講座
                              蒲  貞行

 

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