第 61 回日本臨床細胞学会総会春期大会「Web 開催学会」共催セミナーにて発表
『デジタルサイトロジーへの挑戦と展望』
石田克成 広島大学病院病理診断科
病理画像と共に細胞診もデジタル化が加速しつつあり、画像解析や AI 診断の試みが報告されています。
調査の目的として、WSI でデジタル化した細胞診画像が顕微鏡観察のように詳細な所見を捉えることが可能かを検証し、その有用性と展望を検討します。
- 細胞診のバーチャルスライド画像を用いて推定診断がどの程度可能かの実態調査
バーチャルスライドを用いた細胞診
調査1:
ライカマイクロシステムズ社 Aperio e-SlideManager にログイン「WSI でデジタル化した細胞診像」を診断する。
指定のアンケートフォームからアンケートおよび推定病変を回答する。
デジタルサイトロジーアンケート調査(1)
アンケート回答フォーム
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- ライカマイクロシステムズ社 の協力を得てデジタル化した細胞診像を診断
- Aperio e-SlideManager を利用した細胞診 WSI 画像の参照
(上記の調査は終了しており、デジタル画像の確認はできません。)
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PowerPoint 「静止画による細胞診」
調査2:
バーチャルスライドと同じ症例の静止画像を指定のアンケートフォームからアンケートおよび推定病変を回答する。
アンケート調査(2) 顕微鏡画像(PDF) |
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デジタルサイトロジーへの挑戦と展望 調査報告(PDF)
バーチャルスライドによる細胞形態の観察には限界や特徴があるが、多くの症例で診断可能であった。
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